月桃

熱帯・亜熱帯に自生しているショウガ科ハナミョウガ属の多年生常緑草本。月桃の仲間には、 ゲットウ、タイリンゲットウ、タイワンゲットウ、フイリゲットウ、クマタケラン、アオノクマタケラン等があります。葉は長さ40~60㎝、濃緑色で光沢があり、長楕円数個左右に先端は尖り、下端は鞘となり茎を包む。花は夏に、茎頂の下垂する提灯のような大型で総状花序をつける。花は長さ4㎝くらい、花冠は3裂し、唇弁は大型で舟型、縁にぎざぎざがあり、黄と紅との条紋がある。果実は花後に長さ約2㎝で倒卵球形。これは縦の助条があり、熱すると赤くなって、その一側が縦裂して球型で灰色の種子を露出する。 種子は〈白手〉または〈白手伊豆砂〉といわれる。沖縄では昔から月桃の葉を餅(方言名:ムーチー)の包装材に、種子を漢方に用いてきた。月桃葉部から得られる精油は防虫剤、防カビ剤、抗菌剤等に使用。



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更新日: 2010/07/05

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