ビタミンU

正式名は、塩化メチルメチオニンスルホニウムといい、ヒナの消化性潰瘍を防止する因子であり
また、ビタミンU は、キャベツ汁から発見された物質でもあるためキャベジンという別名もある。
細胞分裂をうながして胃腸の粘膜の新陳代謝を盛んにし、傷ついた胃腸の粘膜修復に必要なたんぱく質を核酸から合成する働きが顕著である。また、ビタミンUは、胃酸の分泌を抑える働きも知られて、胃潰瘍や胃酸過多による胸のむかつきなどの胃のトラブル全般に有用性が認められていて、医薬品として消化性潰瘍などの治療に用いられたり、市販の胃腸薬に配合されている。ビタミンUは、熱に弱いので、効率よく摂取するためキャベツなどは生食が良いのだが、冷えると胃腸の調子が悪くなる人は、煮汁ごと食べられるスープ煮にした方が良い。体内でビタミンと良く似た働きをするが、生体内でもかなりの量が合成されるため、ビタミンではなくビタミン様物質として扱われている。



カテゴリー: 

タグ 

更新日: 2010/07/05

Go Top