ラクトフェリン

哺乳類の乳や唾液、涙、血液の白血球にも含まれている成分である。
ラクトフェリンは、その粉末が赤色なので赤色たんぱく質と呼ばれていたが、ラクト(乳)の中のフェリン(鉄)と結合するたんぱく質ということから付けられた。
鉄分と結合しやすい特質があり、細菌が生きていくために必要な鉄分を奪うことにより増殖を抑えたり、死滅させる働きがある。
体内の鉄分がラクトフェリンと結びつく事で吸収されやすくなるので貧血の改善、予防に役立つ。
また、ラクトフェリンの消化物中に強い抗菌活性を示す物質があり大腸菌、O-157、ピロリ菌、水虫菌、C型肝炎ウィルス、B型肝炎ウィルス、ヘルペスウィルスなどに対する効果が多数上げられている。
ラクトフェリンが腸内の悪玉菌に必要である鉄分を奪うことで増殖を抑え、善玉菌であるビフィズス菌を優位にし腸内を安定させる。



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更新日: 2010/07/07

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