ドコサヘキサエン酸

ドコサヘキサエン酸(DHA)は、人間の体内では合成することができず、食品からしか摂取できない多価不飽和脂肪酸の1つで、必須脂肪酸とされている。
脳や神経組織の発育、機能維持に不可欠の成分で、人間のからだでは脳細胞に多く存在している。脳細胞内のDHA量が減ると、機能が低下して情報伝達がスムーズにいかなくなり、乳幼児の脳や神経の発達が悪くなったり、老化による学習能力や視力の低下を招いたりすることがわかっている。
そのほか、ドコサヘキサエン酸と同じ多価不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)と同様、血液の粘度を下げて流動性を高め、血小板が凝集して血栓ができるのを防いだり、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを防ぐなどの働きがある。



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更新日: 2010/07/05

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